こんにちは、あきらです。
昨日の錦織圭選手とマリン・チリッチ選手の試合、すごかったですね。
久しぶりに「データ分析したくなる試合」でした。笑
で、今回特に気になったのが「見た目とデータのズレ」です。
見ていた人の中にも、「あれ、チリッチめっちゃサーブ良かったのに、意外と成功率低いな?」と思った方も多いはず。
今日はそんな“数字が語る試合の裏側”を一緒に見ていきましょう!
📊 サーブ成功率 vs 得点率|どっちが本当に重要?
まずは基本情報から。
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チリッチの1stサーブ成功率:57%
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錦織の1stサーブ成功率:70%
ここだけ見ると、「チリッチちょっと不安定だったな〜」って思いますよね?
でも、1stサーブが入った時の得点率はどうでしょう?
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チリッチ:81%
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錦織:75%
ここがポイントです。
サーブは入る確率より、得点できるかどうかがカギ!
💥 サーブのスピードと成功率のトレードオフ
チリッチ選手のサーブは平均200km超え、
錦織選手は170km台。約30kmの差があります。
スピードがあると相手にプレッシャーはかかるけど、コントロールの難易度も跳ね上がる。
つまり、
スピード=攻撃力
成功率=安定性
このバランスをどう取るかが、サーブの設計図になるんですよね。
プロの試合では、このせめぎ合いがめちゃくちゃ面白い。
🎯 精度がないと、どんな剛腕でも意味がない?
とはいえ、「威力があっても入らなきゃ意味ないじゃん」って意見もあります。
実際そうです。
サーブは“入って初めて価値がある”。
でも今回のチリッチ選手は、57%の成功率にもかかわらず、
入ったときは8割以上得点してるんです。
つまり、彼のサーブは「当たれば一撃必殺」の武器。
これって、武道でいうところの“一の太刀”みたいなもので、入れば流れが変わる。
一方、錦織選手は安定したサーブでじわじわ削るタイプ。
どちらも正解。でも戦術としては全然違います。
🧠 データで観ると、選手の「意図」が見えてくる
テレビや配信で試合を見るとき、どうしても
「勢いがあったか」「すごいショットがあったか」
といった印象に頼りがちです。
でも、試合のデータを見てみると…
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プレースタイル
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リスクの取り方
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相手への対応力
が数字として“見える化”されるんです。
例えば今回の試合、ツイッターでは「チリッチのサーブフォームが乱れてた」という指摘もありました。
それでも得点率が高かったのは、彼のパワーが相手に与える影響の大きさを物語っているのかもしれません。
🔍 サーブという戦略の本質
テニスって、「打ち合い」のイメージが強いスポーツですが、
実はサーブが最初の勝負なんですよね。
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安定性でリズムを作る選手
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威力で一気に主導権を握る選手
そのスタイルを理解するために、**数字という“視点のスイッチ”**を持っておくと、
観戦がもっと深くなるんです。
📝まとめ:印象に流されず、数字を信じよう
今回の錦織vsチリッチ戦は、まさに**“データで楽しむテニス”**の好例でした。
「すごそうだった」だけじゃなく、
「なぜすごかったのか」を、データから読み解く力。
これからも、こういう目線で試合を観ていくと、
テニスの奥深さにどんどんハマっていくと思います!
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