【サーブとリターンの練習法】勝ちにこだわらず成長する“半面ポイント練習”のすすめ

テニス技術・指導法

こんにちは、あきらです。

「テニスってラリーが上手ければ強いんでしょ?」
と思ってた時期が僕にもありました。

でも実際は、サーブとリターンが試合の流れを8割くらい決めるんですよね。
極端に言えば、ラリーにすらならないこともあるわけで。

ということで今回は、そんな大事な「サーブとリターン」を、
半面ポイント練習で強化する方法と、その時の考え方をお届けします!


🔁 クロスで行う“半面ポイント練習”って?

使うのはコートの半分。
クロスに限定して、サーブ → リターン → ポイント、という流れで練習します。

やり方はシンプルで、

  • 片側で15ポイント勝負(サーブとリターン交互)

  • 終わったら反対側でも同じようにプレー

これだけです。

でも、これがめちゃくちゃ濃い練習なんです。


🎯 「勝ちたい気持ち」より大事なこと

試合形式だと、ついつい勝ち負けに意識が行きますよね。

でも、この練習の目的は
**「正しい努力を続けること」**です。

たとえば…

  • 入れたい気持ちから、1stサーブをゆるく打つ

  • 疲れてきたから、2ndサーブを置きにいく

こういうプレーがクセになると、試合本番でも出ちゃうんですよ。

なのでこの練習では、勝ちよりも、自分が試合でやりたいプレーを貫くことが大事になります。


💥 1stサーブは“本気のスピード”で打とう

試合中ってプレッシャーもあるし、疲れもあるし、
「とりあえず入れよう…」って気持ち、すごくわかります。

でも、その気持ちのまま練習してると、本番でも無意識にゆるくなります。

だからこそこの練習では、疲れてても全力で。
「打てるのに打たない」じゃなくて、「ちゃんと打って、入れる工夫をする」ことが目的です。

結果として、打つ・打たないを“選べる”自分になれるんですよね。


🧠 2ndサーブは“攻めさせない”工夫を

2ndサーブはただ「入れる」だけだと、相手にとってはチャンスボールです。

だからこそ、

  • 高く弾むスピンを使う

  • 外に逃げていくサーブを使う

  • 相手が打ちにくいタイミングを狙う

といった“嫌がられる配球”を意識するだけで、試合での展開がガラッと変わります。

サーブは攻撃の起点。2ndも含めて、「主導権を渡さない意識」がポイントです。


🧱 「疲れたときこそ打ち切る」練習の意味

正直、1stサーブを全力で打ち続けるって、しんどいです。

でもこの練習で「疲れてても打てる自分」を作っておくと、
試合中に“あえてスピードを落とす”という選択肢が生まれます。

つまり、
「落ちた」のではなく「落とした」状態に自分を持っていける。
これ、メンタル的にもすごく大きな違いです。


🚀 練習の本当の目的は“最高の自分”の準備

この半面ポイント練習の目的は、
ただ技術を上げることじゃありません。

  • プレッシャーがかかっても打てるか?

  • 疲れていても決断できるか?

  • 試合で自分のスタイルを貫けるか?

こういう本番でしか出ない“自分のクセ”と向き合うことができるのが、この練習の魅力です。

勝つことももちろん大事。
でも、「勝ちにいける自分」を育てる過程こそ、もっと大事。


📝 まとめ:勝ちたいなら、勝ちにこだわるな?

  • サーブとリターンの質が試合を決める

  • クロスの半面練習で本番の精度を高めよう

  • 1stサーブは「打つ」ことを前提に

  • 2ndサーブは「攻められない工夫」を

  • 練習では結果より“姿勢”と“意識”を磨く

ということで、
今日のテーマは「勝つためには、正しい努力をしよう」でした。

焦らず、でもあきらめずに。
練習を積み重ねて、“勝てるプレーヤー”を目指していきましょう!

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