こんにちは、テニスコーチのakiraです。
最近、「テニスやるとすぐ疲れちゃって…」っていう相談をよく聞きます。
しかもラリーが始まってすぐに「あれ、なんかもうバテてる?」ってなることも。
で、多くの人は「体力がないのかな」と思いがちなんですが、
実は、呼吸のしかたが原因かもしれません。
今日は、そんな「テニスで疲れにくくなるコツ」について、
特に“息を吐くタイミング”に注目してお話ししていきます!
ラリーに夢中になって…息、止まってませんか?
「ボールに集中しすぎて、気づいたら息を止めてた」
というのは、テニスあるあるの一つです。
でもこれ、酸素がちゃんと体に入ってこない状態なんですよね。
つまり、スタミナの減りが早くなる。
ある方に「打つときに息を吐いてみて」と伝えたところ、
「今日、なんか疲れにくい気がする!」と感動されてました。笑
それくらい、呼吸の影響って大きいんです。
息を吐くと、なにが変わるの?
✅ 酸素が体に行き渡る
「ふーっ」と息を吐くことで呼吸のリズムが整います。
結果として、体のすみずみに酸素が届きやすくなって、疲れにくくなるんです。
✅ 姿勢が整って、軸が安定する
息を吐くと、お腹がキュッと締まる感覚がありますよね?
これは**体幹(たいかん)**が自然に使われている状態で、姿勢が安定しやすくなります。
特に、腰や肩の負担が減るので、ケガの予防やスムーズな動きにもつながります。
✅ 緊張がゆるんでリラックスできる
実は、息を吐く=緊張がほどけるというサインでもあります。
ラリー中に無意識で力んでいた部分が、スーッと軽くなって、動きやすくなるんです。
「丹田(たんでん)」をちょっと意識してみよう
ちょっと東洋的な話ですが、「丹田(たんでん)」という考え方があります。
おへその少し下にある、体の“力の中心”のような部分です。
息を吐くことでこの丹田に自然と力が集まり、
全身の動きがまとまるようになります。
すると——
-
力が効率よく伝わる
-
軸がぶれにくくなる
-
無駄な動きが減って疲れにくい
など、いいことがたくさん起こるんです!
じゃあ、どう練習すればいいの?
① まずは深呼吸から
ラリーを始める前に、2〜3回深く息を吐いて整えましょう。
「呼吸に意識を向ける」だけでも集中力が変わってきます。
② 打つ瞬間に「ふーっ」と吐く
難しく考えず、ボールを打つときに「ふー」と息を吐いてみてください。
声を出す感じでやると、タイミングがつかみやすくなります。
③ お腹(丹田)をキュッと意識
吐くときに、おへその下を軽く締める意識を持つと、より安定した動きになります。
腰や背中のサポートにもなるので、疲れにくさもアップ!
④ 忘れがちな試合中にも意識
緊張したり、ポイントが長引いてくると、呼吸が浅くなります。
そんなときは「今ちゃんと吐けてるかな?」と確認してみてください。
普段の生活でもできる“呼吸トレ”
-
歩くときに、1歩1歩「吐く」リズムを意識する
-
素振りやストレッチ中に呼吸を合わせる
-
深呼吸を1日のどこかで習慣にする
こうしたことを積み重ねると、自然にプレー中の呼吸も良くなっていきます。
まとめ:疲れない体は「呼吸」でつくれる
-
テニスで疲れるのは、体力だけじゃなく呼吸が原因のことも
-
息を吐くことで、体に酸素が行き渡り、動きが安定する
-
丹田を意識することで、ムダな力が抜け、疲れにくくなる
-
日常の中でも「吐く」練習をしておくと、本番で生きてくる
ちょっとした意識の変化が、テニスの楽しさやラクさに直結するんですよね。
次のテニスではぜひ、
「今日はちゃんと呼吸できてるかな?」
と、自分に聞いてみてください!
きっと、いつもより動ける自分に出会えるはずです。
コメント