全然入らない…それ、実は“成長チャンス”かもしれません
こんにちは、テニスコーチのakiraです。
先日、ジュニア選手の練習を見ていたときのこと。ある選手がボソッと「全然入らない…」とつぶやいていました。
うまくいかない。
悔しい。
イライラする。
うん、めっちゃわかる。
でも、そういうときって、実は「うまくなる一歩手前」だったりします。
ミス=ダメ、じゃない。むしろ逆です
「ボールが入らない」って、一見ネガティブに聞こえますよね。けど、それって実は、成長のサインなんです。
新しいことに挑戦してるからこそ、うまくいかない。
これ、めちゃくちゃ重要です。
「今は結果にこだわらなくていいよ。むしろ“どう動いたか”とか“どんな判断をしたか”に注目しよう」と選手には伝えています。
たとえばフォアハンドでミスが多いとき。フォームを意識しすぎて動きが固くなってることもあるし、相手の動きが見えてない場合もある。
そういう時こそ、ちょっと立ち止まって“試合の全体像”を見てみるのが大事です。
フォームを超えて、「判断」を育てよう
多くの選手が「フォームが正しいか」ばかり気にします。でも、試合ってもっと複雑。
・ボールがどう入ってるか
・どこに打ったか
・相手の位置は?
・リズムは?
こういった“判断力”が、実は試合の中ではめちゃくちゃ大事だったりします。
あるジュニア選手が、サーブで苦しんでいたとき。私はこう言いました。
「フォームだけじゃなくて、相手の位置とか、どこを狙うかも考えてみよう」と。
すると彼は、ただ「入れる」ことじゃなくて、「効かせる」サーブを意識しはじめました。そこからプレーが一気に変わったんです。
「継続」って、ほんとに地味だけど最強
ミスしたときほど、「もう無理かも」って思っちゃいますよね。
でも、そこで続けるかどうかが、ほんとに分かれ道です。
昔、バックハンドが苦手すぎて落ち込んでた選手がいました。「毎回ミスる…」って。でも私は「それ、今が一番伸びてる証拠だよ」と声をかけました。
数か月後、その選手はバックハンドでエースを取れるようになっていました。いやもう、泣くやつですこれは。
「できた経験」は、未来の武器になる
うまくいかないときこそ、選手に「過去の成功体験」を思い出させます。
「あのときも最初はできなかったけど、できるようになったよね?」
これって、めちゃくちゃ効きます。
「自分は変われる」って実感が、自信につながっていくんです。
ミスにビビらない。むしろ、楽しもう
ミスを「悪いもの」って思いがちですが、私は「ミスは宝の山」だと思ってます。
「なんでミスした?」
「次どうする?」
この思考を繰り返すだけで、プレーの質ってぐんぐん上がります。
実際、練習中にミスばかりで落ち込んでいた選手が、「あ、ミスって成長のヒントかも」と捉えるようになったら、どんどんプレーが安定してきました。
結論:全然入らない日は、超ラッキーデーかもしれない
ボールが入らない。調子が出ない。ミスばっかり。
そんな日は、「成長モードに入ってる証拠」かもしれません。
私は選手に、「フォームだけじゃなく、判断力や相手の動きを見てごらん」と声をかけます。
ミスを怖がらず、目の前のプロセスを大切にして、今日も一歩ずつ進んでいきましょう。
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