こんにちは、テニスコーチのakiraです。
今日の練習中、急にザーッと雨が降ってきまして。
「うわー、これ中断かもな」と思いつつも、頭の中には
「試合中に雨が降ってもやるときはやるしな〜」っていう謎のプロ根性が芽生えて…
そのまま続行しました。
でもですね、終わったあとに気づいたんです。
**「雨の日のテニス、思ったよりヤバい」**って。
💦 濡れたボールって、実は小さな鉄球
テニスボールの標準的な重さってご存じですか?
だいたい56〜59gくらいです。
でも、雨でびしょ濡れになると……10〜20%重くなります。
つまり、62〜70gくらい。
この数字だけ見ると「たいしたことないじゃん」って感じるかもですが、
ラケットに当たったときの衝撃、全然違います。
連続で打ってると、「じわじわ肘や肩にくるなこれ…」ってなります。
😖 肘と肩にくる「じわっと系のダメージ」
特にやばいのが、スマッシュやフラット系の強打。
乾いたボールだとスパーン!と気持ちよく振り抜けるのに、
濡れてると、ズシッと重くて、振り遅れ気味になる。
これを何球も打ってると、関節周辺に静かにダメージが蓄積されていくんです。
過去の自分も「なんか今日、肩がだる重いな〜」って思ってたら、
だいたい雨の日でした。あるあるです。
🌀 バウンド、いつもと違うよ?
濡れたボールは、水分を含んでる分、バウンドが低くなります。
しかもコートも湿ってるから、「バシュッ」って変な音&軌道で跳ねる。
その結果、
選手はタイミングを狂わされて、変な姿勢で打つことになる。
この流れ、シンプルに危ないです。
足腰に力入らないし、フォームも崩れるし、怪我のリスクアップです。
✅ 雨の日テニスで意識したい3つのこと
じゃあ、雨でも練習続けるときに何を気をつければいいの?って話ですよね。
まとめました。
① 無理に強打しない
→ ラケットに“ちゃんと当てる”のが優先。
パワーよりコントロールを意識して!
② バウンドの変化に対応する
→ いつもより「半歩待つ」くらいで、タイミングが合いやすくなります。
③ 途中で休憩、アリです
→ 体が冷えた状態で無理して続けると、ケガまっしぐらです。
🧘 練習後のケア、めちゃくちゃ大事です
たぶん一番軽視されがちだけど、一番重要なのがここ。
-
すぐに着替える
→ 濡れたままだと体冷えるし、風邪ひくし、筋肉ガチガチになります。 -
肩・肘まわりをストレッチ
→ 雨の日はとくに関節が疲れてる。普段より丁寧に。 -
ぬるめのお風呂に浸かる
→ 血流アップ&疲労回復にめちゃ効果あり。マジでおすすめ。
📝 雨の日は、“無理せず学ぶ”チャンス
結論としてはこうです:
雨の日でもやる価値はある。
でもやるなら、やり方を変えよう。
たしかに試合では、悪天候でも中止にならないこともあります。
だからこそ、雨の日の練習って「試される場」になるんです。
けど一方で、ボールの重さ × 衝撃 × 体の冷えっていう、三重苦もある。
だから、ちゃんと気をつけてやる。
これができるかどうかで、選手としての“引き出し”が変わってきます。
🔚 最後に:無理しない選手が、強くなる。
「スポーツって、がんばった人が勝つ」
って、つい思いたくなりますよね。ぼくもそう思ってました。
でも最近はこう思うようになりました。
“無理をしない人”こそ、成長を積み重ねられる。
雨の日の練習って、その考え方を教えてくれる良いきっかけです。
次に雨が降ったら、
「やる or やらない」だけじゃなくて、
「どうやるか」も、考えてみてください。
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